プロフィール
今までの20年は私たちが主導でやってきた。これからの20年は自分たちの感性では無理なのは重々わかっている。今は街づくり・店づくりの「次」を見据えている。
五所川原街づくり株式会社
山崎淳一副社長
五所川原市の「エルムの街」を運営する会社。社名が表す通りショッピングセンター本棟のみならず周辺商業街区を含めた「街」の管理・運営を行っています。
消費行動のスタイルが大きく変動するのに合わせ、エルムもコミュニティ型SCからリージョナル型SCへ、物質消費型から時間消費型へ姿を変えてきました。その変化は終わることなく、地元主導型SCとして時代に即した商業施設のあり方を常に模索しています。
◎経歴
昭和28年 森田村（現 つがる市）生まれ
青森県立五所川原高校
東京経済大学 卒業
昭和53年 山崎税理士事務所開業
平成元年 ㈱経営情報センター 代表取締役社長
平成4年 五所川原街づくり㈱ 代表取締役副社長
平成20年 国際ロータリー青森地区ガバナー
平成25年 五所川原商工会議所会頭
◎趣味
ゴルフ・ヨット・海外旅行
◎座右の銘
積み重ね、積み重ねても、また積み重ね。（内藤多仲の言葉）
◎自分評
何事にもこだわらない生き方
～何か一つのものを、専門的に深く長く掘り下げることは不得意であり、その分いい加減に広く浅くさらっと実行するタイプ
◎五所川原街づくりに関わって変わったこと
税理士業や自分の創った会社と違い、街づくりという大きな事業を成功し続けるためには、自分とは違う価値観や生き方のスタイル、問題解決の手法を持った人間が大切であるに気づかされました。
◎会社を元気にするためにしている事や考え方は？
投資もしない、行動もしない街は衰退するという現実から逃げてはいけない、街だけでなく会社も人間も同じでしよう。
だからできる限り、良いと思ったことは採用・実行し、逆に今までしてきたことでも悪いと思ったことはやめる。
単純ですがこの繰り返しです。
◎今後のビジョンは？
エルムの目指すものは商業による街づくりです。
ですから、これまでもそしてこれからもやり続けること は、常に将来のあるべき姿をより明確にし、それを実現するための会社の骨格をより強固に築き上げ、同時にその未来を担う人材を育てることと信じています。
◎経営者という立場を考えなければ、いまの会社の魅力は？
今までも、すべて正攻法で運営してきました。振り返れば結局それが強いやり方だし、幸いそれができる会社であると思っています。
◎青森県をどう思う？青森の可能性は？
青森は人が暮らしていくうえでの豊かな自然環境、人々のぬくもりに恵まれた地域。
ただ、産業の脆弱さや底の薄さは現実で、ここで暮らすことのできる人口は減少する一方です。
今後は官民が一体となった農林漁業や観光を中心とした、産業基盤や組織体制の充実が課題だと感じます。
◎若者にメッセージを
「君たち。君たちはつねに晴れ上がった空のように、高々とした心を持たねばならない。同時にずしりとした逞しい足どりで、大地を踏みしめつつ歩かねばならない。」
私が好きな司馬遼太郎の言葉を贈ります。
一回しかない人生、充実させられるかどうかは自分次第です。
掲載している内容はすべて取材・放送当時のものです。
ゲスト一覧に戻るオンエア
2014年3月21日(金) 深夜1時55分～OA
トークのつづき
番組内で紹介しきれなかったトークをディレクターがチョイス
