プロフィール
海外からの研修生を入れているのは日本人にも、見て、比べて、頑張って欲しいから。
株式会社津軽金山焼
松宮亮二 社長
地域の土、素材にこだわった津軽金山焼。「陶器は使ってもらってこそ意味がある」と買い求めやすい価格設定も人気の秘密です。2002年からは定期的に世界薪窯大会を開催。各国から陶芸家たちが集まり技術・文化交流を行っています。
今回は津軽金山焼のギャラリーからお送りします。
昭和22年2月生まれ
◎経歴
専修大学 2年中退
昭和42年1月 看護職につく
昭和62年2月 陶芸家に転職
平成3年3月 有限会社設立 代表取締役となる
平成10年7月 株式会社設立 代表取締役となる
◎転機
精神科勤務中患者さんに作業療法として陶芸も指導
次第に陶芸の魅力にひかれ、生涯の職業にする
◎趣味
なんでも作ること
◎座右の銘
人は失敗からしか学べない
◎自分評
焼き物産地作りは歴史的なテーマ。とりわけグローバル化された現在では、過去と違う多くの特徴と課題がある。
これらに対峙したときに己の弱さと器の小ささにとまどい乍ら悪戦苦闘している人生かな。
◎社長になって変わったこと
「最終責任は自分にある」という意識を持ち続ける。
◎会社を元気にするためにしている事や考え方は?
現在の日本は将来に非常に多くの深刻な課題を抱えている。これらの課題に対して先送りするだけでなく、解決していく能力を持たなければどんな事業も成り立たなくなる。
若い人々が目先だけにとらわれず、坂の上の雲を目指していける様に指導している。
◎今後のビジョンは?
金山焼の技術が世界で活用され人々の生活向上に寄与すること
◎(経営者という立場を考えなければ)会社の魅力は?
過疎化が進む地方で地域資源を活用しながら、息の長い産業を興すことはこれからの時代社会的必要で、可能性を持ったやりがいのある仕事である。
◎青森県をどう思う?
長い間食料を供給してきたわが県は、その役割が縮小し、主要な産業を見出す事が出来ず、過疎化に有効な手立てをうてずにいる。時代に流されずじっくり腰をすえ見直せば、魅力と可能性にあふれた県である。
◎若者にメッセージを
「可能性」はいつも全ての人の周りに平等にある。
しかしそれは泥をかぶっていたり、原石のままだったりして初めからは輝いていない。だから目を凝らし、みがく努力をしなければ自分のものにならない。
自分の「可能性」に限界を作ってはいけない。
地球上では君が人間である事がすでに最高の原石です。
津軽金山焼
五所川原世界薪窯大会(日本語サイト)
掲載している内容はすべて取材・放送当時のものです。
オンエア
2013年8月16日(金) 深夜2時30分~OA
トークのつづき
番組内で紹介しきれなかったトークをディレクターがチョイス