プロフィール
南部と津軽、喧嘩した振りしてそれも利用して盛り上げるとか…。
合同会社テコエルエルシー
立木 祥一郎 代表(平成20年就任)
アート、 映像、 食、建築、都市計画、デザイン、IT、ツーリズムなど幅広いジャンルを手がけるteco LLC.。それらすべては地域の人々が街の魅力を引き出すために何ができるかを考えるところから始まります。「地元の人が地元の凄さに気付かないのは当たり前のこと」という立木さん。生まれも育ちも東京の立木さんだからわかる青森の魅力やパワーを「プロジェクト」として結び付けていきます。
- 出身校 東北大学文学部
- 経歴 1988年 川崎市市民ミュージアム映像部門学芸員、1994年 青森県教育庁総合芸術パークプロジェクトチーム学芸員(のちに青森県美術館整備室学芸員)、2006年 青森県弘前地域技術研究所主任研究員、2008年 合同会社tecoLLC設立。
- 転機 弘前でボランティアを組織して古い煉瓦倉庫を改装して実行した奈良美智展の成功によって、市民主導によるあたらしい公共の形、可能性に気づいたこと。弘前地域技術研究所での地域資産に基づいたもの作り、ブランディングの仕事に携わり、その面白さに目覚めたこと。
- 趣味 映画、料理。
- 座右の銘 「沖縄では、お金がなくても、道ばたの果物をたべていれば生きていけます。」(元前島アートセンター 宮城潤)
- 自分評 楽するために努力する。
- 代表になって変わったこと もっと変わらなきゃと強く思うようになりました。
- 会社を元気にするためにしていることや考え方は? スタッフブレスト。だれもがクリエイティブなアイデアをもっている。それがクリエティブだと気づかないことがほとんどなので、それを引き出すのが自分の仕事。地域の魅力に地元の人たちが意外に気づいてないのに、似ています。
- 今後のビジョンは 夢は冬眠。春から秋にかけて一生懸命働いて、冬には、保存食と自然エネルギーを蓄えて、環境負荷を最小限にして、ぬくぬくと雪の中で、考える時間をもつ北国ならではのライフスタイルの実践。「冬眠」のブランド化。地域の風土に基づいたスローな暮らしへ社会的転換すること。
- (経営という立場を抜きにして)会社の魅力は? 世界的に見ても奇妙な会社かも。ムービングデザイン。日本的な曖昧性、ぼけ味。あさっての方向を向いたコンセプトワークとデザイン。
- 青森県をどう思う? 昨年は北島三郎「風雪ながれ旅」、その前は細川たかし「ねぶた」石川さゆり「津軽海峡冬景色」、その前は「風雪ながれ旅」その前は細川「望郷じょんから」「津軽海峡冬景色」ほとんど毎年、紅白歌合戦で、青森を歌った歌がかかる。日本人のスピリットに深く根ざした土地だと思います。
- 若者にメッセージを 可能性を信じること。すべてのことは、思わぬところでつながり、ネガがポジに反転する時が来る。その瞬間を逃さないよう、あらゆることに好奇心を持ち続けること。
掲載している内容はすべて取材・放送当時のものです。
オンエア
2013年3月1日(金) 深夜1時53分~OA
トークのつづき
番組内で紹介しきれなかったトークをディレクターがチョイス